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ファイザーの糖尿病薬はノボのオゼンピックと同様の体重減少レベルをもたらす

Jun 05, 2023Jun 05, 2023

5月22日(ロイター) - 医学雑誌に掲載されたデータによると、ファイザー社(PFE.N)の糖尿病薬は、2型糖尿病患者を対象とした中段階の研究でノボ ノルディスクのオゼンピックと同様の体重減少をもたらした。

このニュースを受けてファイザーの株価は約4.5%上昇したが、このニュースは、2010年末までに1000億ドルに達すると推定される減量治療市場への投資家の関心が高まっている中で行われた。

米国の製薬会社が昨年発表した中間段階のデータによると、ファイザーのダヌグリプロンを1日2回投与すると、プラセボと比較して、16週間後の最高用量ですべての用量で患者の血糖値が低下し、体重が減少した。

この薬またはプラセボのいずれかを投与された2型糖尿病の成人411人を評価した中期研究のピアレビューデータが、月曜日にJAMAネットワークに発表された。

研究によれば、ダヌグリプロン120ミリグラムの投与により、16週間後に平均約4.6キログラム、つまり約10ポンドの体重減少が得られたという。

ダヌグリプロンによる体重減少は、糖尿病に使用される場合はオゼンピック、肥満に使用される場合はウィゴビーとして知られるノボ ノルディスクのセマグルチドの中期データで観察されたものと同規模です。

オゼンピックは2017年に糖尿病治療薬として、ウィゴビーは2021年に減量治療薬として米国で初めて承認された。

ファイザーのダヌグリプロンを含むこれらの治療薬は、食欲を抑制することで作用する腸内ホルモンのグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)を模倣する薬剤のクラスに属しており、当初は2型糖尿病の治療のために開発された。

ファイザーはまた、1日1回投与される別の経口糖尿病薬ロチグリプロンも試験中で、2つの候補のうち1つだけの後期開発を開始する計画だと述べた。

同社は、経口治療は注射を避けたい患者にとって魅力的であると考えている。

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